1級建築士スワイプ法規の解説試験に出る作品

一級建築士 学科(計画)|覚え方と見分け方

釜石市天神復興住宅

釜石市天神復興住宅は、東日本大震災の被災者のための、釜石市の公営住宅。リビングを共用廊下側に向け(リビングアクセス)、廊下の位置を1フロアごとに反転させて、高齢の住人を見守りやすくした。

釜石市天神復興住宅の写真
写真:Ty19080914/CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons より縮小)

基本データ

所在地岩手県
問われる点リビングアクセス形式。共用廊下をフロアごとに反転
出題2025年 問13、2026年 問13

覚え方

「通路の置き方」で問われる住宅は2つ。廊下を1フロアごとに反転させたのが天神(釜石)、偶数階だけに通路を置いたのが基町(広島)。

天神:1階ごとに反転基町:偶数階だけ通路5F4F3F2F1F共用廊下リビング(廊下側に向ける)6F5F4F3F2F1F平面は住棟を「く」の字につなぐ広島市
模式図(実際の配置図ではありません)

覚えるコツ廊下を反転させたのは、高齢の住人を見守るため。どの階でもリビングが廊下に面していて、住む人どうしがお互いの様子に気づきやすい。

釜石市天神復興住宅リビングアクセス形式。共用廊下をフロアごとに反転
基町高層アパート偶数階に通路をもつ住棟を「く」の字に連結
釜石・平田の仮設団地同じ釜石の仮設住宅。診療所付きのサポートセンター

本番ではこう出た

2025年の問13と2026年の問13に、どちらも正しい記述として出た。2026年は「リビングアクセス形式」という用語の例として名前が挙がっていた。

確かめる

「偶数階に通路をもつ住棟を「く」の字に連結」はどれ?

震災と作品をセットで

災害復興の作品は「どの震災のあとか」で並べると、混ざらなくなる。

関東大震災(1923年)同潤会江戸川アパート
震災復興の団体・同潤会の集合住宅。社交室・共同浴場・食堂
阪神・淡路大震災(1995年)真野ふれあい住宅
コレクティブハウジング。共同の食堂・台所
グループハウス尼崎高齢者が集まって住む平屋のグループハウス
東日本大震災(2011年)釜石・平田地区仮設住宅団地
仮設。診療所付きのサポートセンター・仮設店舗
釜石市天神復興住宅復興公営住宅。リビングアクセス・廊下をフロアごとに反転
陸前高田のみんなの家
立ち枯れたスギの丸太でつくった集会所

同じ分野の作品(集合住宅・団地)

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出典:一級建築士試験の過去問。豆知識と覚え方は、出典の本文で確かめられたことだけを書いています。
更新:2026年10月24日