一級建築士 学科(計画)|覚え方と見分け方
東京駅丸の内駅舎
東京駅丸の内駅舎は、東京の赤レンガの駅舎(1914年、辰野金吾)。使っていない容積を周辺の建物に売って移す制度(特例容積率適用地区)で費用を生み、戦災前の姿に保存・復原した。地下は免震構造。設計は辰野金吾。
基本データ
| 設計者 | 辰野金吾 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都 |
| 年 | 1914年 |
| 問われる点 | 容積を周辺へ移転(特例容積率適用地区)し、戦前の姿に復原。地下は免震構造 |
| 出題 | 2016年 問2、2022年 問17、2025年 問17 |
覚え方
東京駅は3回出ている。余った容積を周辺に売って保存した(2016年)。その説明が国際子ども図書館に付け替えられた(2022年)。「戦災後の外観」は誤りで、復原したのは戦災前の外観(2025年)。
覚えるコツ駅舎は低いので、建てられる容積が余る。その余り(未利用容積)を周りの高いビルに売り、そのお金で駅舎を戦災前の姿に戻した。
| 東京駅丸の内駅舎 | 容積を周辺へ移転(特例容積率適用地区)し、戦前の姿に復原。地下は免震構造 |
|---|---|
| 国際子ども図書館 | 旧帝国図書館を保存・再生した児童書専門図書館 |
本番ではこう出た
3回出ている。2016年の問2は正しい記述(特例容積率適用地区制度で未利用容積を周辺に売却・移転して保存・復原)。2022年の問17ではこの説明が国際子ども図書館の名前で出され、誤り。2025年の問17では「戦災後の復興工事による外観を保存」とした部分が誤りで、本当は戦災前の外観を復原した(免震構造は正しい)。
確かめる
「旧帝国図書館を保存・再生した児童書専門図書館」はどれ?
アプリでは、試験に出る241作品をこの形でくり返し解けます。10問で予測スコアを出す(無料)
保存の手法と作品
保存・再生は「どんな手法で残したか」が問われる。手法と作品を1対1で。
| 容積を周りへ売る | 東京駅丸の内駅舎未利用の容積を周辺に移し、その費用で復原 |
|---|---|
| 新しい建物で覆う(鞘堂) | 千葉市美術館 昭和初期の銀行を、新築の建物で丸ごと覆う |
| 中にガラスの箱(ハウス・イン・ハウス) | 富岡製糸場西置繭所 鉄骨とガラスの部屋で耐震補強 |
| 免震レトロフィット | 香川県庁舎 ピロティとロビーを残して免震化 |
| 外に骨組み(アウトフレーム) | 山梨市庁舎 工場をPCaのアウトフレームで耐震改修 |
| 保存+増築・一部建替え | ロームシアター京都 旧京都会館(前川國男)を残して機能拡充 |
豆知識
戦災の後、3階を取り除いて2階建てにし、南北のドームも台形に変えて使っていた。2012年に創建時の姿へ復原。
同じ分野の作品(保存・再生)
試験に出る241作品を、
スワイプで覚える
写真や説明から作品を当てる4択です。間違えたものは、あとでもう一度出てきます。まずは10問で、いまの予測スコアを。
10問で予測スコアを出す(無料)出典:一級建築士試験の過去問。豆知識と覚え方は、出典の本文で確かめられたことだけを書いています。
更新:2026年10月24日