1級建築士スワイプ法規の解説試験に出る作品

一級建築士 学科(計画)|覚え方と見分け方

『建築の多様性と対立性』

『建築の多様性と対立性』は、ロバート・ヴェンチューリの著作(1966年)。歴史上の建築を例に、曖昧さや複雑さのある建築の魅力を伝え、単純化しすぎた近代建築が唯一の答えではないと主張した。設計はロバート・ヴェンチューリ。

『建築の多様性と対立性』の写真
写真:Carol M. Highsmith/Public domain(Wikimedia Commons より縮小)

基本データ

設計者ロバート・ヴェンチューリ
年1966年
問われる点曖昧さ・複雑さの魅力。単純すぎる近代建築を批判
出題2023年 問3

覚え方

建築の本(2023年)。中世の広場=ジッテ『広場の造形』、装飾は不要=ロース『装飾と犯罪』、近代建築を建築史に=ギーディオン『空間・時間・建築』、曖昧さと複雑さ=ヴェンチューリ『建築の多様性と対立性』、都市は大きな建築=ロッシ『都市の建築』。

覚えるコツ「多様性」と「対立性」=ごちゃごちゃして、矛盾していてもいい。単純な近代建築への反論。

『建築の多様性と対立性』曖昧さ・複雑さの魅力。単純すぎる近代建築を批判
『都市の建築』ロッシ。都市は大きな建築、建築は小さな都市

本番ではこう出た

名前ではまだ出ていないが、2023年の問3でこの説明(曖昧さや複雑さ・不整合性をもつ多様な表現・単純化された近代建築への批判)がアルド・ロッシの『都市の建築』の名前で出され、誤りの選択肢になった。

確かめる

「ロッシ。都市は大きな建築、建築は小さな都市」はどれ?

建築の本(2023年の5つ)

2023年の問3は、ヴェンチューリの『建築の多様性と対立性』の内容をロッシの『都市の建築』に付け替えてきた。

ジッテ(1889年)『広場の造形』
中世の自然発生的な広場を再評価
ロース(1908年)『装飾と犯罪』
実用に役立たない装飾は不要
ギーディオン(1941年)『空間・時間・建築』
近代建築を西欧建築史の流れに位置づける
ヴェンチューリ(1966年)『建築の多様性と対立性』曖昧さ・複雑さの魅力
ロッシ(1966年)『都市の建築』
都市は大きな建築、建築は小さな都市

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出典:一級建築士試験の過去問。豆知識と覚え方は、出典の本文で確かめられたことだけを書いています。
更新:2026年10月24日